死ぬまで泳ぎ続けるマグロの解体ショー
- マグログ
~マグロが死ぬまで泳ぎ続けるわけ~
遊泳時にマグロが使う筋肉は、血合筋と普通筋である。
通常の持続遊泳時には、マグロは主として血合筋を使い、餌を襲ったり緊急回避をするときのような急激な運動をする場合には、血合筋と普通筋を同時に使うと考えられている。
持続的遊泳をする為に、マグロは絶えず血合筋を活動させなければならず、大漁の酸素を必要とする。従ってマグロは少し口と鰓蓋を開けたままで泳ぎ、海水を鰓の上に通過させる呼吸法で酸素を大量に取り込んでいます。
マグロは口と鰓蓋を開閉させないことで、節約したエネルギーをほかの活動に回していると考えられる。
このようにマグロは、孵化後わずかな期間の浮遊期を経過して遊泳力がつくようになると、呼吸をするために、死に至るまで一生一時も休むことなく泳ぎ続けねばならないようになった。