マグロはアスリート!
- マグログ
マグロの胸鰭は他の種類に比べると、やや短いのが特徴でございます。が、非常に強固で遊泳中の姿勢制御や方向転換に大きな役割を担っています。また、マグロは速く泳ぐときに第一背鰭や胸鰭、腹鰭を体の内に収納できる溝があり、流体抵抗を減少させるための役割をしています。普段じっくりマグロを見る機会などなかなか無いと思いますので、ぜひマグロの解体ショーの際にじっくり見てください♪
マグロの尾鰭も頑丈で、幅が狭く、丈が高いです。長く突き出たマグロの第二背鰭と尻鰭は、体の回転を防止する役目をしているとされています。マグロの尾鰭は、きわめて細いのですが強固な尾柄部で体部につながっています。尾柄部の上下に薄く左右に張り出した尾柄隆起縁は、マグロの尾柄が左右に振動する時の抵抗を抑えると考えられています。いわゆる水キリですね。
マグロの第二背鰭の後ろにある小さな鱗の列、これを小離鰭と呼びます。整流板の役目を果たすと考えられています。