マグロちゃんと昔の書物
- マグログ
鮪達人です!大阪のみならず、東京や全国各地にマグロ解体ショーの出張ケータリングを行っております私達ですが、まだまだマグロちゃんの歴史を知らない部分があります。マグロちゃんは昔の書物にも登場していました・・・
天保時代、鮪が捨てるほどの大漁になり、「夷屋」という寿司屋が試みに
「まぐろ鮨」を握ってみたところ新しいもの好きな江戸っ子に大いに受けて
人気を博しましたが、それでも食べたのは「赤身の鮨」だけ。
今では信じられないような話です。
「 餌まけば 深きより出でて尾鰭(おびれ)うち
鮪(シビ)は群れて うちどよむとふ 」
若山牧水 (渓谷集より)
昭和30年代になり-50℃の船内冷凍技術が発達し獲り立ての鮪の
鮮度と旨味が維持できるようになりました。
「トロ」の人気が高まったのはそれ以後のこととされております。
「 鮪(シビ)の船 水平線を突き上ぐる 」 山口誓子
原文
鮪衝等 海人之燭有 伊射里火之 保尓可将出 吾之下念乎
読み
鮪(しび)突くと 海人(あま)の灯(とも)せる 漁(いざ)り火の 秀(ほ)にか出ださむ 我が下思(したも)ひを
意味
鮪(まぐろ)を獲ろうと海人が灯している漁火(いさりび)のように、はっきりと思いを表にだしてしまおうか、あの人への想いを。
いや~本当に歴史を感じます!凄いぞ!マグロちゃん!!