マグロは、泳ぐのを止めても死なない?
- マグログ
「マグロは泳ぎを止めると死ぬといわれていますが、本当ですか?そうだとしたらかわいそうですよね」皆さんもどこかで聞いたことがあると思います。
実はこれは、マグロの体の形態的な特徴から導き出された一つの仮説にすぎるみたいです。真偽のほどは、明らかになってはいません。では、なぜそのように言われるようになったのでしょうか?
その理由は、マグロの呼吸法が他の魚類に比べて特異的であることにあります。
水槽のキンギョなどを観察していると、口と鰓ぶたと規則的にピクピクと動かしているのが見てとれます。口の中が加圧ポンプとして働いているためです。魚はそれらを交互に動かす事で、口から取り込んだ酸素の豊富な水を絶えず鰓に流しているのです。これを「鰓ポンプ換水」といいます。魚類の一般的な呼吸法といえるでしょう。