マグロ解体ショーでおなじみ、鮪達人が教えるマグロのお勉強!
- マグログ
鮪達人です!大阪・東京・全国各地にマグロ解体ショーの出張ケータリングを行っております!マグロ解体ショーでは”マグロクイズ”として、マグロの知識を楽しくお勉強しておりますが、今回はじっくりとお勉強(笑)
今回のお勉強は『天然・養殖の違い』です。
天然ものは、様々な海域で泳いでいるマグロを漁獲したもの。遠洋ものは船上で締め、船の冷凍庫で急速に冷凍します。近海ものは、船上で氷詰めにして水揚げし「生」として扱います。
養殖には、卵から孵化したばかりの稚魚から育てるものと、卵を孵化させて育てる完全養殖があり、クロマグロ、ミナミマグロが対象になります。日本では鹿児島・長崎・愛媛・高知が主な産地です。完全養殖は30年以上の研究を経て2002年に近畿大学が成功し、「近大マグロ」として話題になりました。
蓄養とは、幼魚や痩せた成魚を捕え、生け簀などで育てます。クロマグロはスペイン・クロアチア・マルタ・トルコ・ギリシャなど地中海諸国で行われ、ミナミマグロは、オーストラリアやメキシコで行われています。養殖と蓄養は育て方が異なりますが、日本農林規格(JAS)法により店頭ではどちらも「養殖」として扱われます。
天然ものは一本一本の品質が異なりますが、歯ごたえと繊細な味わいがあり色持ちがします。養殖ものは天然ものと比べるとより脂が乗っています。このようにマグロちゃんと一口に言っても様々でございます!!