血合筋まで見れる、マグロの解体ショー!!!
- マグログ
~マグロの血合筋~
マグロの体側筋中には、血合筋が極めてよく発達している。
マグロの血合筋の筋温は、環境水の温度より、数℃から十数℃高いことが知られている。
そのわけは、マグロが強力な筋肉活動で尾部と尾鰭を左右に振ることで推進力を得ているこ
とに由来する。マグロには、哺乳類や鳥類の有する恒常性はないが、それに近い独自の筋温
保持する内温性により、筋肉活動を活発にし、マグロの高速持続遊泳を可能にしています。
またマグロの血合筋の中の、奇網中では、動脈血と静脈血は対向流となり筋肉活動の熱で
温まった静脈血の熱はより冷たい動脈血へ伝えられ、その部分の筋温は高く維持される。
この現象を内温性といい、マグロの進化のうえで重要な役割をもっている。
血合筋の分布状態は種によって若干違うが、マグロ各種は硬骨類の中でも最もよく発達
した血合筋をもっている。