マグロあれこれ。
- お知らせ
全国各地にイベント・パーティー等で大活躍のマグロ。今回はマグロの知識について
東京・大阪のみならず、全国各地へマグロ解体ショーの出張ケータリングを実施しております。法人様のパーティーやご披露宴、住宅展示場やパチンコ店の集客イベント等、多岐に渡りますが、いつも一緒にいるのはパートナーであるマグロちゃん。
今回はまぐろちゃんの生態について少し説明しながらを。マグロは餌の乏しい外洋を回遊することが多いため、餌を捕まえるために高速で泳ぐ能力を身に付けました。
形態的には無駄のない、完全紡錘形の頑丈な体つきになりました。そして、高速遊泳時における水の抵抗を少なくするために、第一背ビレ、胸ビレ、腹ビレを収納する装置(鰭収納溝)を備え、また優れた推進力を生み出す強力な尾ビレを持っています。通常は時速30~60kmくらいで泳ぎますが、最高では時速160kmで泳ぐとの報告もあり、海の最速の魚といえます。
マグロの泳ぎ方・・・
マグロは口を開けて泳いでいます。これは口を開けることによって、エラを通過する水から酸素を取り入れて呼吸するためです(ラムジュート換水法)。マグロは、泳ぐのを止めると窒息してしまうため、一生のあいだ、いっときも休むことなく高速で泳ぎ続けなくてはいけないのです。夜のあいだも十分な睡眠をとることはなく、やや代謝を低くして遊泳速度を落としながら泳ぎ続けます。マグロは呼吸するために泳ぎ続けることを運命づけられた魚なのです。
マグロは、泳いで口に海水を入れ、それをエラに通すことで呼吸しているため、泳ぐのをやめると死んでしまいます。このため、生まれたその日から死ぬ時まで、眠っているときですら、一度も止まることなく泳ぎ続けます。
マグロの体は、泳ぐのに適した流線型をしており、時には時速100キロもの早さで泳ぐほどの、高い運動能力を誇ります。自分の体温よりも、少し低い水温の海域を好み、海流にのって夏や冬の季節ごとに、広大な範囲を南北に回遊して暮らします
マグロの歴史について
マグロは全世界で7種類。クロマグロとミナミマグロは成長するにつれ大回遊するようになりますが、北半球と南半球とで完全に分布が分かれています。キハダとメバチは同じ海域に分布していますが、キハダは表層付近、メバチは中層付近と垂直的に棲み分けています。ビンチョウは赤道を超える回遊はせず、北半球と南半球の集団はそれぞれ独立しています。このようにマグロはお互いの棲み分けをきちんと行うことにより、共存をはかっているのです。
種類によっては、2~3メートルにもなるマグロは、世界の海で見られる魚の中でも、特に大型になる肉食魚です。
泳ぎ続けることで生きるマグロは、その体力を維持するために、大量の食物を必要とします。食物は、小型から中型の魚類、甲殻類、イカ類など。マグロは、海の生態系の中でも上位に位置している生きものです。
人とマグロとの付き合いは、約5000年以上の歴史を持っていると考えられています。岩手県陸前高田市にある縄文時代中期の太陽台貝塚から、マグロの骨がの断片が出現していることから、縄文人はマグロを食べていたと考えられています。貝塚のある島の周り突端にマグロが接近した時や内湾に迷い込んだ時、縄文人たちは銛で突いたり綱に絡めたり、簡単な定置網を仕掛けたりしてマグロを捕らえていたと想像されています
これからもよろしくね!マグロちゃん