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マグロちゃんと万葉集 Part1

2020.05.15
2023.07.06
  • マグログ

鮪達人です!私達は生マグロ解体ショーを大阪のみならず、東京や全国各地に出張ケータリングを行っておりますがマグロちゃんの歴史に触れれば触れる程奥深さを感じます。なんと『万葉集』」にも登場していたのですね!今回はその事のご紹介を!

 

鮪(シビ)とはクロマグロ、ホンマグロの異名とされております。
縄文時代の貝塚から多数の鮪の骨類が出土されており、古代人は
シビを美味な魚と大いに歓迎していたようです。 
                                     
 印南野(いなみの)の 邑美(おふみ)の原の 荒袴(あらたえ)の 
    藤井の浦に鮪釣ると 海人舟騒ぎ 塩焼くと 人ぞ さはにある

( 印南野、邑美の原の近く、藤井の浦で鮪を釣ろうとして海人の舟が
  たくさん集まりまた、浜では塩を焼こうと大勢の人が出ています )

古代、兵庫県明石の沖では漁舟が入り乱れるほどにマグロが捕れたようです。
ただ遠洋のものである鮪がそれほど大量に捕れたかどうかは疑問があり、
ここでの「シビ」はマグロ、サハラ、サバ等の魚の総称ではないかとも
いわれております。

  鮪突くと 海人の燭(とも)せる 漁(いざ)り火の
    穂にか出(いだ)さむ 我が下思(したも)ひを 
        

( 海人達が鮪を獲ろうと漁火を赤々と焚いています。
私もあの漁火のようにあの人に対する想いをはっきりと表に出してしまおうか。 
何時までも胸に秘めていないで。)

古代の海人たちは漁火の下に集まる鮪を銛で突くという
豪快かつ危険な漁をしていました。
作者は人目をはばかる恋をしているのでしょうか?
暗闇の中、遠目にも鮮やかな漁火を眺めながら物想いに耽っております。

 塩まぐろ取り巻いているカカァ達 

この川柳は江戸時代「まぐろ」は長屋向きの安価な魚だったことを示すもので、
「塩まぐろ」とは魚を三枚におろして塩をたっぷりまぶしてすり込んだものをいいます。

当時は赤身の部分だけを食べ「トロ」は捨てるか豚の餌にされていたそうです。

いや~凄いですね!マグロちゃん!!!

この記事の著者

まぐたつくん

出身:太平洋沖
生年月日:2020年6月生まれ(3歳)
趣味:寿司握り、旅行(世界の海めぐり)
二代目まぐたつくん、よりキャッチーなキャラクターへと変貌をとげ、女性ファンが増えたことにたまに浮かれてしまう、笑
ただし、マグロ解体ショーの仕事になれば、誰よりもすばやく、誰よりも素敵な掛け声で、ショーを展開。
老若男女を魅了し続ける、マグロの中のマグロ、いわばできる男(マグロ)
密かにファンクラブもあるらしい。

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