東京都新宿区でマグロ解体ショーを実施して参りました
東京都新宿でマグロ解体ショーを実施して参りました!今回はお誕生日でのお祝い!
マグロ解体ショーは、様々なシーンで実施されます。まずは法人様のパーティー。ホテルやパーティー会場、オフィス内で実施するというパターンもあります。設立記念パーティーや、決起集会等の用途も数多くございます。最近特に増えてきておりますのは、結婚披露宴でのサプライズ演出としてマグロ解体ショーを実施するパターンです。新郎新婦様が、ゲストの皆様へのおもてなし、年配の方から小さなお子様まで幅広い年齢層がご出席される結婚披露宴。【迫力あるマグロ解体ショーを間近でご覧になる】という点と【捌きたての美味しい生マグロ寿司が食べれる】という魅力は多くのお客様に楽しんで頂けるコンテンツとして非常に注目されてきました。後は集客イベント、住宅展示場や商業施設、パチンコ店等でマグロ解体ショーを実施します。多くのお客様にご来店してもらいたいという時のイベントとしてマグロ解体ショーは目玉イベントとしてご利用頂いております。個人様でのご依頼もございます。還暦祝いや、お誕生日会、数十人から数人まで色々なパーティーでマグロ解体ショーを実施しております。ご自宅のリビングにて行なう事もあり、マグロ解体ショーのパフォーマンス可能なスペースがあれば、何処にでも出張しております。
今回は東京都新宿区で、お誕生日会の目玉としてご依頼を受け出張して参りました!
マグロ解体ショー準備中。
全国各地へ出張ケータリングを実施おります鮪達人。北海道から沖縄まで、ご依頼があれば何処へでも参ります。屋内・屋外も問わず、可能な限りお客様のご要望にお応えしたマグロ解体ショーを実施しております。
お客様からマグロの管理について良くお問い合わせ頂きます。【冷蔵庫を用意すべき?】生物ですので、勿論気になる所ですよね。我々が普段マグロ解体ショーで使用しているマグロは40㌔サイズ。全長130㎝〜腹周りも80㎝程あります。そんなマグロが入る冷蔵庫、そんなにないですよね(笑)屋外での実施も行っております鮪達人、マグロの保冷管理も会場様に迷惑をかけず、自分達で管理しております。車にのせて全国各地へ向かうマグロの保冷管理とは、発泡スチロールに氷詰めした状態で運ぶ事です。上の写真にもあるようにマグロがすっぽりと入った発泡スチロール、超ビッグサイズです!この中に内臓を外したマグロを氷漬けして現場まで運びます。
このマグロを外すというのは、各現場へ持って行く際にとても大切な事なんです。というのも、お客様からのお問い合わせに【部屋に匂いはこもらない?】や【魚を捌くのだから、水回りは必要?】といった内容です。
この2点をクリアにするのが、内臓を外して現場へ持っていくという事で可能になります。
匂いの元となるのが内臓です。この内臓を外してお腹の中に氷を沢山敷き詰める事で、マグロの鮮度もより保たれます。又、内臓を外しているとマグロ解体ショー時に水で洗い流す必要も無くなります。
こういった事により、どの場所でも鮮度が保たれ安心安全にマグロ解体ショーを実施しております。
マグロ解体ショーが始まる5-10分前に、マグロを発泡スチロールから出しまして最後の拭き上げ作業に入ります。マグロの皮は、ぬめりが多いのでしっかりと拭き上げる必要があります。会場様の施設は勿論ですが、お客様の近くを通りますし、何よりマグロを担いでいる職人さんの法被が汚れてしまうのもショーとしてはいただけません。衛生面も万全に、ショーのクオリティとしても万全に。当たり前の事ですよね。
この拭き上げる作業を、どの場所で行うかは現場によって異なります。サプライズ演出の際はお客様の目の届かない場所での準備となりますので、マグロ解体ショーが始まる前にマグロを見る事はありません。
しかし、マグロ解体ショーが行われるのを事前に告知している場合には、マグロを準備しているシーンをお客様がご覧になる事があります。巨大な発泡スチロールだけでもお客様は興味津々。蓋を開けた時の見えるマグロはもっと興味津々ですよね(笑)。皆さん集まってきて人だかりになる事が多いです。
ステージもビシっと!!
マグロ解体ショーのステージもビシっと用意します!養生シートをテーブルの下にも引きまして、会場様を汚さないよう徹底しております。写真のように、解体ショーのテーブルとお振舞い寿司のテーブルを合わせてセットする場合と、分けて準備する場合があります。会場様でステージを用意され、ステージ上でマグロ解体ショーを実施する場合はマグロ解体ショーのテーブルだけステージに上げ、シャリを用意したテーブルはステージ横に待機させます。マグロ解体ショーが終了すると、シャリのテーブルと合わせます。これは、捌いたマグロを素早くお寿司として完成させる為です。まな板も直前までアルコール除菌を行いませ。
シャリは予めシャリ玉を持参して先にお皿へ盛り付けます。これは前述したお客様に素早くご提供する為のオペレーションです。20㌔400貫というプランがあるのですが、400貫を一つ一つ握っていきますと大変お時間を要してしまいます。ホテル等の時間で借りられているご宴席も少なくなく、お寿司が完成した時にパーティー自体が終了とならない為にもこのオペレーションは大切です。勿論ラップをかけて空気に触れさせないようにして、乾燥を防ぎます。
マグロ見参!
マグロ解体ショーがスタートしますと、まずは記念撮影タイムとなります。丸々一本のマグロを目の前で見る機会はそうそう多くありません。折角の機会ですので、多くの人に写真を撮って頂けたらとの想いで少し時間を設けます。迫力満点の生マグロにお客様も驚きの声をあげられます。この時に、当日お持ちしたマグロの説明を致します。
【生マグロの価値】
市場り流通しているマグロのほとんどは、水揚げされた際にそのまま冷凍されます。一度も冷凍されていない生マグロマグロというのは希少価値が高く、美味しさも抜群です。美味しさの理由として旨味成分が身に残っているかというのもポイントの一つです。冷凍マグロは解凍する際に、水分と一緒に旨味成分が流れ落ちます。身に詰まった生マグロは、冷凍マグロに比べ、ずっしりとモチモチした食感があるのも特徴的です
【和歌山・紀州勝浦が生マグロ水揚げ有数漁港】
私達の主戦とする和歌山、紀州勝浦は生マグロの水揚げに関して全国でも有数の漁港です。全国には色々な漁港がありますが、生マグロが豊富に水揚げされる漁港だからこそ、鮮度の良い生マグロも十分に準備できるというわけです
【マグロは幸せを呼ぶ魚】
兵庫県西宮市にあります西宮神社に10日戎の際、マグロが神社に奉納されます。そして、一年間の商売繫盛と幸せを祈願するというお祝いの席にはピッタリのお魚です
【捌きたての生マグロ寿司】
こんな希少価値のあるマグロが、マグロ解体ショーが始まる30分後にはお寿司となり、お客様のお口へと運ばれます。丸々一本でありましたマグロがあっという間に捌かれお寿司になる。中々ない貴重な体験です
このようにしてマグロ解体ショーは進行していきます。
幸せ広げるマグロ入刀式!
ここで【ゲスト参加型】の演出が始まります。
マグロ入刀式という演出で、マグロの一太刀目をゲストのお客様に入刀して頂こうという演出です。先程も申し上げました”幸せを呼ぶ魚”のマグロ。一太刀目をお客様に入刀してもらい大きな幸せを広げて頂く、それがマグロ入刀式です。マグロ解体ショーを只見るとういうだけで無く、お客様にも参加して頂いてより楽しい時間を過ごしてもらいたいという想いが入っております。入刀するお客様以外にも全員参加という事で『ヨイショーヨイショー』と皆様大合唱して頂きます。入刀式といいますと、結婚披露宴でのケーキ入刀を思い出す方も多いと思いますが、ケーキとは異なりマグロの皮は大変固いのです。刃渡り1メートルはあるマグロ長刀を3回ゴシゴシと前後して頂く際に『ヨイショー』の掛け声を他のお客様と大合唱します。
又、お写真映えのするワンシーンでもあります。丸々一本のマグロをマグロ長刀で入刀しているお写真なんて、そうそう撮れません。今回はお誕生日会でのイベントでしたので、お誕生日の方ご本人に入刀して頂きました。正に一生の思い出となる一枚が撮れます。
この入刀式、どなたが入力するかはシーンによって様々です。結婚披露宴ですと、新郎新婦様、法人様のパーティーですと代表取締役の方、集客イベントですとお子様・・・等多岐にわたりますが、幹事様とのお打ち合わせで、どの方が入刀するのか事前に決めておくパターンと、希望者の方を募って行うパターンとに分かれます
怒涛の迫力!マグロ解体ショー!
マグロを只捌くだけでなく、部位毎に説明していきますので楽しくマグロの知識がお勉強できます。マグロ解体ショーをご覧になるシーンは市場やスーパーマーケットが多いかも知れません。自分達のグループだけでご覧になるマグロ解体ショーは盛り上がりも倍増です
マグロのカブトと尻尾、カマの順番で捌いていきます。マグロの尻尾は、マグロの状態のほとんどが分かる部位とされております。水揚げされたマグロがどれくらい鮮度があるのかを見るのに尻尾の断面で判断します。市場でマグロが横になっている映像がニュースで流れている際に、マグロの尻尾が無いのはそのせいです。もっと昔は、胴体の部分を削って鮮度を見ていたので、マグロがボコボコになったそうです。汗
続いて頭の部位です。栄養素の宝庫とも言われる頭は、頭肉(脳天)の部位は本マグロなら大トロよりも脂が乗っていて大変希少価値があります。続いてホホ肉は、止まらないマグロは年中ホホ肉を動かして酸素を取り入れています。ですので、筋肉の発達が進んでいて、お肉のようなサシの入った部位です。
その後はカマです。他の魚同様、マグロにもカマが2つ付いておりまして、本マグロのカマは【カマトロ】と呼ばれ、上品な甘味のある味と全体の1%しかとれないのが特徴です
そこから胴体へ移ります。通常お魚は3枚卸しが基本ですが、マグロは5枚で卸していきます。上身の背と腹、中骨、下身の背と腹という形で捌いていきます
楽しい時間は、時が過ぎるのも速いです。15分程で終了したマグロ解体ショーから捌きたての生マグロ寿司を皆様ご堪能されました!